活動の概要

  • アマチュア無線従事者免許の取得

入部したらまずは夏休み前に免許を取るように勧めています。うまくいけば、8月のフィールドデーコンテストからオペレータとして参加できます。4級を取得した人はできるだけ、モールス信号を覚えてさらに上級免許へ挑戦するように勧めています。

  • アマチュア無線の技術向上

通常の交信を通じて、無線機の操作や交信技術の方法を学びます。最近は7MHz、21MHz帯を中心に運用しています。

  • 電信技術の向上

上級資格を目指すために電信の聞き取りを中心に練習しています。パソコンを使っての受信練習やローカルコンテストで電信送受信の練習をします。

  • 電子工作技術の向上

電子工作に関心を持って加入する班員も多く、無線機器のメンテナンスなどで電子工作の技能が必要な場面(はんだ付け等)は、ほとんどが班員自身が作業を行っています。文化祭やオープンキャンパスでも、電子工作教室を開いています。全国高校ARDF大会の際に行われた「はんだ付けコンテスト」では、優勝、2位の実績があります。

  • コンテスト参加

自分たちの実力を試すためにJARL(日本アマチュア無線連盟)主催の4大コンテスト(ALLJAコンテスト、6m&Downコンテスト、フィールドデーコンテスト、全市全郡コンテスト)に参加しています。8月のフィールドデーコンテストでは学校を離れ、野外での無線運用やテント生活を楽しみます。訓練をかねてローカルコンテストや海外コンテストに参加することもあります。
2012年には、これらの4大コンテストを初めて全制覇することができました。2016年にはALL Asian DXコンテストの電信・電話ともエントリーすることができ、登録クラブ対抗順位では学校クラブ対抗(大学を含む)で2位になりました。中学校・高校で組織されたクラブとしては1位に相当します。

  • ARDF参加

ARDF(Amateur Radio Direction Finding)に2006年度より参加しています。全国高等学校ARDF競技大会(2007~2014年度)、および全日本ARDF競技大会(2007~2010年度、2014年度~)に出場し、2008年のARDF世界選手権(韓国)、2010年のARDF世界選手権(クロアチア)、2015年のReg.3 ARDF選手権(日本)、2016年のARDF世界選手権(ブルガリア)、2017年のReg.3 ARDF選手権(モンゴル)、2018年のARDF世界選手権(韓国)、2023年の世界選手権(チェコ)に、本半班員を日本代表として送り出しています。

高校生は平成14年度より茨城県高文連の無線技術競技会に出場しています。種目は欧文受信競技と方向探知競技(上述のARDF)です。欧文受信競技は安定して好成績を残しており、方向探知競技もだんだんと好成績が出るようになってきています。2013年11月の県高文連無線技術競技会では方向探知部門で団体優勝し、方向探知部門では初めてのタイトルを手にしました。そして2015年の県高文連無線技術競技会方向探知部門においては、初めて男子個人で優勝し、伝統の優勝カップを本校に持ち帰ることができました。2016年にも男子個人で優勝し、優勝は2回となっています。

  • 記念局の運用

通常交信やコンテストでの運用経験を基にして、記念局の運用にも携わっており、これまで8J1AXA/1、8J1IBH、8N100ICT等の運用実績があります。

  • 全国レベルの交流にも積極的に

ハムフェアでは、全国高等学校アマチュア無線連盟(全国高等学校文化連盟アマチュア無線専門部設立準備会)が主催する「生徒交流大会」において、司会進行等を務めています。また、全国高等学校ARDF競技大会、JARLいばらきハムの集い(交流会)においてもお手伝いをさせていただいております。